書き捨て山

雑記、雑感その他もろもろ

奨学金

夏は俺にとって奨学金の季節だ、と言ってもこれから貰うわけではない。俺は学生時代に日本学生支援機構から奨学金の貸与を受け、大学に通っていた。学生時代に貸与された金額は総額で307万円超ほどで、未だに1円も返済していない。学生支援機構は奨学生OBが…

月5万の命

今日は給料日だった。俺は給料日には帰宅してすぐに2枚の通帳を持ってATMに向かう。給料は三菱東京UFJ銀行の口座に振り込まれるため、まずそこから給料の大部分を下ろす。そしてそのまま郵便局に向かい、局内のゆうちょATMに金を移す。UFJの口座に貯まってい…

甘え

駄目な自分でも許して欲しい、それでも良いと言って欲しい。思い返せば、ただその一念で生きてきたのかもしれない。要するに俺は甘えたかった。人生のあらゆる局面において俺は、ずっとそれだけを願い、望んできた、誇張でも極端な話でもない。俺は甘えを許…

生存

人はなぜ何かを知ろうとするのだろうか。直接関わり合う人間同士の間柄に関わることでも、噂話やゴシップでも、はてはフィクションの中に於ける事柄であっても、人は何かにつけて情報を欲する生き物だ。人間が肉体を維持する上で一見、衣食住の確保は必須で…

好奇心

俺に足りなかったのは好奇心だったのかもしれない。俺は自身の人生において、何かが常に欠けているような気がしてならなかった。そしてそれは、金銭で解決するようなことではなく、もっと内的な要因によるものではないかと感じていた。しかしそれが具体的に…

呪い

自分が自分であるということが、俺にとっては呪わしい。俺は生まれてから現在を経て、死ぬまで俺であり続けなければならない。そのことを改めて思うと、俺は気が重くなり憂鬱になる。よくフィクションなどで自分が自分であり続けるためにどうのこうの、とい…

「お前はなぜ俺が思った通りに動かないのだ」というような台詞を吐くような人間と、これまで何度も巡り合ってきた。その人間からしてみれば俺は、言いなりになるだけでは足りず、その者と以心伝心で相通じ合い、彼の魂胆や心情の全てを推し量り理解し、命令…

いま

前触れもなくふと、嫌なことを思い出した。詳しいことは省くが、それは俺が中学生の頃の記憶だった。とにかく俺はそれを思い出したのだが、それは全く何のきっかけもなくもたらされた俺の内的な現象だった。自分でも己の心の動きが全く奇妙に思えてならない…

客死

大通りの方にある店にしておけば、と俺は家路に就きながら後悔した。四谷の目抜き沿いにあるスーパーで晩飯を買えば事足りたのにもかかわらず俺は、住宅街を抜け坂を降りた先にある方の店に行くことにしてしまった。大通り沿いならば単純に家との距離が短く…

愛されず、また愛さない

俺は誰からも愛されない。ここで述べる「俺」というのはありのままの自分を指す。それが何者かにそのままの形で肯定され受容されたことなど、俺の短くない生涯において終ぞなかった。俺はどのような場所、どのような局面においても常に虚勢を張ったり建前で…

疲労と不機嫌への処方箋

最近疲れてかなわない。俺には仕事以外でやらなければならないことが沢山あるにもかかわらず、その半分もできていないのが実情だ。なぜ出来ないかと言うと、時間がないから、というのが第一の理由であるが、さらに踏み込んで言えば疲れていてやるべきことに…

しょうがないから我慢して死ね

津軽人の気質を表す言葉に「じょっぱり」というものがある。これは強情っ張りの転訛であり、津軽人が強いられる我慢や辛抱などを美化あるいは正当化するための言葉だ。現実における実際の生活で、この言葉が用いられることはあまりないが、対外的にはこの言…

神に通ずる人間不信

他人へのお追従ほど精神を摩耗させる徒労はない。思っていないないことを言い、内心どうでもいいにも関わらず賛同の意を示し、面白くもないのに笑う。それらの処世の術が俺はかなり不得手であり、また人並みにできているわけではない。他人と言葉をかわす最…

個人

個人とは欲望の擬人化に過ぎないのではないか、という考えが何の脈絡もなく湧いた。思い返せば、俺は常に何らかの個人を恐れてきた。身近にいる家族を恐れ、学校の教師や同級生を恐れ、故郷の人々を恐れ、異土に蠢く有象無象の者どもを恐れ、職場で接触する…

否に然りと

職場でやらされる仕事がまた一つ余計に増やされた。俺は内心怒り心頭、恨み骨髄に徹し怒髪天を衝くほどの憤りを覚えた。やらされることが増えてたところで、俺に何らかの恩恵があるわけではないのだから当然だ。他人に使役される身分なのだから文句を言う権…

苛んだ災難

仕事合間の休憩時間は本読みに充てると決めている。平日の昼頃における大体55分から60分ほどの時間、俺は寸暇を惜しむようにして勤め先からほど近い商業施設のエントランスにある長椅子に腰掛けて読書に勤しむのである。その場所は俺が読書をするために用意…

他人の気持ちを考えてみた

余人がそう見なすように、俺は他人に見下されても文句を言えない存在かもしれない。肉体的にも精神的にも、または社会的な意味合いにおいても俺は日本国民の平均や標準には達していないだろうし、有り体に言えば劣った個体ではある。具体的に俺のどのような…

読書疲れ

歴史的仮名遣いで書かれている本を読まなければならず、大変面倒だった。日曜日の大半の時間をそれに費やしてしまったし、心身ともに相当な疲労を覚えた。本は千代田区区立図書館から借りたもので、返却期限は今日であったためどうしても今日中に読み終えて…

陰湿

今日、通っている文章教室で講師にエッセイの講評をしてもらう機会があったのだが、俺はあまり良い評価をもらえなかった。その講師曰く、俺の文章は文体が硬すぎるし、しかも内容が極めて陰湿なのだという。自身が書く文章についてそれらの性質があることは…

酩酊

人はなぜ酒を呑むのだろうか。俺は勤め先の会社宛てに取引先から歳暮や中元の類いが送られてくるのを目の当たりにする度にその疑問を抱く。毎シーズン、複数の会社から数多の品々が会社に届けられるのだが、それらのうちに生ビールがなかったことなどこれま…

責任能力0

自分の人生に責任を負わなければならないとずっと思い込んできた。己の生涯が好ましくなかったのは、自身の心がけや選択、公道に問題があり、それによる自業自得によって俺は苦しんでいるのだとばかり考えていた。自分の中でそう思っているだけでなく、色々…

しがらみ

生まれてからずっと不自由さや不満の念を抱いてきた。家族も故郷も、自分の身の回りの全てが嫌だったし、その場その時から遠く離れた何かを求め続けていた。自分自身の身体的な特徴も精神的な傾向も忌まわしく思え、金や時間により色々と思い通りにならない…

労働厨

俺は労働者となるべくしてこの世に産み出された。俺が下層階級に属する低賃金労働者となるのは、生まれ落ちたその日から予め決められていたと言っても良い。蛙の子は蛙トイう言葉がある通り、俺の両親が僻地の労働者階級の人間であったのだからそれは疑う余…

在京一世

東京に住むなら最寄り駅が四ツ谷になる地域に限る。四ツ谷が無理だとしても、最悪でもJRと東京メトロが使える駅の近くに居住するべきだ、生え抜きの東京人でない人間が都内で生きていくのなら。誓って言うが、都心の一等地で暮らすのは見栄を張ってのことで…

投票所にて

俺が現在住んでいる地域では、選挙があると投票所は近所にある小学校に設けられる。俺は言うまでもなく子供ではないため、俺という人間が合法的に小学校の敷地に足を踏み入れることが出来るのはなんらかの選挙における投票日だけだ。実のところ俺にとって選…

頑張る

生まれて初めて国会図書館を利用した。俺が住んでいる家から自転車で片道10分もない場所であるにもかかわらず、これまで終ぞ行くことはなかったし、そうしようという願望すらなかった。絶版になっていて自治体の図書館にはなく、どうしても読みたい本が国会…

磯野カツオ

子供の頃から『サザエさん』が嫌いだった。あのアニメ番組に出てくるあらゆる登場人物と全てのシチュエーションが欺瞞に満ち満ちているようにしか俺には思えない。また、あれの根底にあるのは家という共同体への歪んだ幻想であり、嫌な感じがするのだ。あま…

余暇

2週間以上先の診察になるが、歯医者の予約を入れた。本当なら今週末に医者にかかりたいのだが、どうしても近所の歯医者の予約が取れず、結局その条件で妥協することになってしまった。初診だから診察料が余計にかかってしまうだろうし、費やす時間も決して少…

想像力

想像力は人間が人間として生き、振る舞うための力の源泉である。それさえあれば人間は、どのような苦境や貧苦のただ中にあっても、決して打ちひしがれることも屈することもなく力強く生きることができるだろう。それを涵養するために人は、可能な限りの努力…

人の気持ち

自分を半殺しにした連中の気持ちを、俺は推し量らなければならないのだろうか。そこまではいかなくても、自分に危害を加えようとしたり、悪心を持って俺に何かを言ったりやったりするような輩が一体何を考え、感じ、胸中にどのようなものを抱いているかどう…

食事は俺にとっては頭痛の種だ。子供の頃から食べるという行為については常に考えさせられてきた。現在は主に食費とそれに要する手間暇について悩まされているし、子供の頃は専ら太りやすい自分の体質と旺盛な食欲に苦しめられてきた。性質は異なるが、とも…

じゃんぼ刈る

1000円カットで髪を切るということだけでも、俺にとってはオオゴトだ。俺の食費は1日当たり多くて500円ほどであり、1000円とは2日分の食費に該当する。この出費を考えると、ただ単に散髪を行うだけでも金銭的に大変惜しく、俺にとって床屋に行くのは可能なら…

操作したがり

他人を操作したがる人間が多すぎる。家でも学校でも会社でも、どこもかしこも一体何様のつもりなのだろうか。自分の意に沿わないという理由で他人を攻撃したり否定したりする悪漢どもの、なんと多いことか。俺としては、そのような手合いは社会から排斥され…

道具人間

俺は利用される道具でしかない。被雇用者として生きていると、様々な場面でそのことを実感させられる。他人の私利私欲のためにタダ働きを強制的にやらされることなど日常茶飯事で、そのことを不服に思うことさえできない。いわゆる社会人というものはそれを…

この身は誰のものなのか

健康ファシズムという言葉がある。これは、社会全体が負担する医療費用などをできるだけ削減するために、個々人が心身ともに頑健であり続けることを要求と言うか無理強いするような傾向や風潮のことだ。病気になるような不養生や嗜好を忌避あるいは否定し、…

仲間

俺に「仲間」は一人もいない。職場において明確に敵対している人間が存在しているし、そうでない人間であっても仲間だの何だのと呼ぶに値する存在など日常生活においては皆無だ。前に勤めていた会社でもそうであったし、前の前の職場でも変わらない。という…

未定義

俺は未だに何者でもない。年齢的にはもういい大人でありながらも、俺は父親でもなければ仕事の上では役職付きの存在でもない。今、住んでいる地域において、社会の一員として認知されているわけでもなければ、趣味を通した何らかの繋がりに属しているのでも…

理解と無遠慮

「お前のことは全てお見通しだ」と誰かに言われたらどう思うだろうか。お前について知らないことなど、この俺には何一つないのだと、面と向かって言われた時、どんな気持ちになるだろうか。それらのような言葉を受けて、嬉しがったりありがたがったりするよ…

好きという呪縛

子供の頃はテレビゲームが好きで仕方がなかった。小学校に入学する前ぐらいの頃は、スーパーのおもちゃ売り場で売っている1000円ほどのゲームウォッチの劣化版のような小さな機械でやるようなゲームに熱中していたような記憶がある。それは一つの機械につき…

許さず、また許されず

他人が俺に対して犯したあらゆる罪を、俺は絶対に許さないと心に決めている。何故ならば、犯した罪を完全な意味で償うことが可能な人間など、この世には存在しないからだ。その大小や多寡の問題ではなく、既にやってしまったことをなかったことや無効に帰す…

レジ前における情動

スーパーのレジが2台しかなく、そのどちらも会計中だった。その事自体は別に珍しくもないことである。俺は何食わぬ顔でレジから数メートル離れたレジ待ちの列を作るスペースに立ち、前の客どもの会計が終了するのを待つことにした。それは俺にとって有り触れ…

正気を保つつまらなさ

子供の頃、父や母によく正気を疑われたものだ。お前は頭がオカシイんじゃないのかと、両親はよく津軽弁で俺にまくし立ててきたのを今でもよく覚えている。自分の息子、それも長男である俺が「普通でない」という事実は、父親にとっても母親にとっても恐怖を…

内省

何の脈絡もなく、感情に囚われることがある。別段衝撃的な出来事に見舞われたわけでもなく、悪人と邂逅して惨禍を被ったわけでもないにもかかわらず、発作的に悪感情に精神の全てが飲み込まれてしまうようなことが、俺にはままある。それは大変不快な状態で…

どうせ大した人生でなし

自分がヒトカドの人間ではないという事実とどのように向き合うべきだろうか。自分が特別な存在ではないという現実は、どんなことよりも辛く耐え難く思える。それは至極当然であり受け入れなければならないことだと世間では言われているだろうし、俺も理屈の…

始まる前から遅きに失して

思い返せば、この街に移ったときから時すでに遅かった。今住んでいる場所に転居したのは大学を卒業して1年ないし2年弱ほどのことだった。現在の俺と比較すればその当時の俺はまだまだ若かったが、それでもとっくに成人し、それどころか大学生という身分すら…

図書館に行く

俺は日曜日にしか図書館に行かない。俺は基本的に2箇所の図書館に隔週で通っている。また、それぞれの図書館は別々の自治体が運営しており、俺は毎週どちらか一方に借りた本の返却と予約したものの貸出の為に赴いている。元々は土曜日に通っていたが、週末は…

他人を変えようとする者へ

俺は自身の少年期を台無しにしたNを、生涯許すことはないだろう。Nは俺が子供の頃に通っていた公立小学校の教師で、俺が5年生から6年生までの間クラスで担任を務めた男だった。俺のクラスの担任が彼でなかったなら、もしくは全く別の学校に通えたならば、俺…

無駄骨

損をしたときにどのような気持ちでそれを受け止めるべきだろうか。俺はこれまで数多くのタダ働きをさせられてきたし、徒労に終わるようなことをいくつもいくつも好むと好まざるとにかかわらずやってきた。単純な損得勘定で見れば、それらの一切は完全に無駄…

我なし

運転免許証や住民票などに記載された自分自身の個人情報を見ると、奇妙な気持ちになる。それに書かれているのは他でもない己そのものとそれと深く関連のある属性や事柄なのだが、まるで他人事のような感じがしてならない。名前や住所、生年月日などといった…

自由の在り処

人間にとっての究極の自由とは、叶わないことを願い続ける姿勢だ。自分が好きなことをし続けるだとか、他者を意のままに支配し操作し続けるなどといったような自由や権限など、一時保たれればいい方だ。また、それは皮相的な考えで捉えた自由の一つの形態で…