壺中有天

弁ぜんと欲し 已に言を忘る

次の日

梗概 日曜の夜 日曜日の晩は、生きた心地がしない。月曜日のことを考えてしまうからだ。土曜日と日曜日の二日間を休み、その翌日から5日間、フルタイムで労働しなければならないことを思えば。火曜日や水曜日も次の日に仕事があるは同じだが、休んだ日から臨…

禿筆を呵す

文章を書く機会が割りとある生活をしているが、それによって得られる評価が芳しくない。結局それは、俺には文才だの文章力だのといったものが、全くないという事実を、ただただ浮き彫りにさせるだけのことだった。そんなことを延々と続けているのは、マゾヒ…

瞬間、心、重ねない

他人の気持ちが分からない奴はダメだと世間では良く言われる。俺にはそもそもその言説の正当性を疑わしく思う。特定のとある人間の気持ちだの気分だのに対して、他者がアレコレと気を配らなければならないなどと、余人は本気で思っているのだろうか。個人的…

胸襟つまびらか

果たして本当に、文章とは「書く」ものだろうか。俺が、と言うよりも現代人にとって言葉を用いて何かを表す時、その行為を指して書いているとするのは適切だろうか。目下、俺は断るまでもないがパソコンにキーボードで文字を入力している。その行為は紙の上…

おざなり

どうしてもスラスラと文章を書き連ねることができない。手書きならともかく、所詮はキーボードをカタカタやるだけのことに、俺は一体どれだけ無駄に時間を掛けているのだろうか。我ながら手際の悪さに苛立ち覚えずにはいられない。理想としては、呼吸をする…

お笑われ

俺は人の目が気になって仕方がない。いつも他人を恐れ、悪く思われずに済むように命がけだった。見下され嘲笑されることが、俺は物心ついてからずっと、我慢ならなかった。しかし俺は世間の全ての者どもから侮られる人間でしかなかった。それを変えることは…

思い煩うな

俺の胸中にあるのは不安と焦燥と、後悔と絶望だけだ。後ろ向きで鬱々とした感情だけが俺の生活の全てを覆い尽くしている。真綿で首を絞められるような窮屈さを覚える。また、自分を取り巻いている世界が音を立てずに狭まって、じわじわ押しつぶされていくよ…

いっそ綺麗に死のうか

人間という生き物と、それが行うことやそれによる所産の全てが、不意に嫌なものに思えてくる。それは暮らしていくのに欠かせないものであっても、それが不可欠な自分自身に対して、嫌悪の情の矛先が向かうだけだ。人間なるものに俺は幻滅し絶望せずにはいら…

歳寒くして

最近めっきり寒くなった。雨が降っており日が差さないこともあり、顔をしかめなければならないほど気候がよろしくない。普通の人間ならエアコンで家の中を暖かくして快適に過ごすところだが、俺にはそれさえ容易ではない。東京の気候が厳しくなればなるほど…

登校拒否の

働きながら学校に行く面倒臭さを俺は身をもって知るハメになっている。それは肉体的にも精神的にも、何より時間的に相当に厳しいと実感させられる毎日だ。通っている学校それ自体は別段、それほど大したことはやっていないのだが、それでもフルタイムで働き…

いずくんぞ知らんや

傲慢で身勝手な恥知らずどもが此の世には夥しく存在している。そんな者どもが世の中を我が物顔で肩で風を切って渡り歩いているから、俺はこの国をどうしても好きになれない。どんな場所にもそのようなタイプの輩は居り、それが隣人であった場合の不幸という…

卑しい血筋

これまで生きてきて、ただただ散々な目に遭ってきた。そしてそれは元を辿れば全て、自分自身のできの悪さに起因し、それだけに原因を求めるべきだった。そのことから目を逸らそうとして躍起になっていた時期もあったが、それは愚劣で醜悪な悪あがきでしかな…

自分の身を自分で守る

この記事はだいたい半分ほど家の外で書いている。家の外とは即ち勤め先の職場であり、俺は勤務時間中にブログの文章を作っていたということになる。家でやるはずの作業を前倒しして会社で少しでも進められれば、その分時間を稼ぐことができる。時間というも…

夜長の御託

ブログを書くのに時間を掛けすぎている。今日は何も書くことがなく、書き始めたのが日付が変わりかけるほど夜中になってからだった。一晩中かけて、書き終わる頃には東の空が白んでいるという始末。ブログを書くことは俺にとって本業ではなく、そんなことを…

一杯一杯復一杯

車の免許の更新には金と時間がかかる。そのためそれは、俺にとってそれはかなり大きな負担だ。それは5年に1度、どうしても避けられない困難として俺にもたらされる。更新が終われば、大仕事を一つやり遂げたような感じになり、久々に一献傾けたくなってしま…

見込みはないが

平日は卑しく働いているが、週末だけは辛うじて学生然と振る舞える。とあるスクールに学費を払い、俺はそこに通っているのだが、それは決して楽しく愉快なものではない。むしろ、学校のことで気苦労が増え、思い煩う材料を余計に抱え込んでしまっている感さ…

厭離穢土

欣求浄土とまではいかないまでも、とにかく世俗というものから精神的に距離を置きたいという思いが、日増しに強くなっていく。他人も、世の中も、そして自分自身に対しても、疎んずる気持ちが大きくなるばかりで、何もかもが鬱陶しく思えて仕方がない。厭世…

仲間、このげに恐ろしき

大の男が仲間だの何だのと、口に出すだけで恥ずかしい。俺は常々そう思っているのだが、世間的にはそうではないらしい。マンガなどでは仲間という間柄はことさらに美化、礼賛されている。実社会においても、会社などの人間関係においては仲間という言葉は公…

やがて悲しき

自分以外の誰かの為に生きることは立派でもなければ尊くない。日常的にそうしなければならない時、大抵それは下らない連中の都合や欲得のためであることが、改めて感がれば殆どだ。そうしなければならない差し迫った事情というのがあり、避けがたいとしても…

笑えば自由になる

ふと気がつけば、毎日どんな場面においても、顔をしかめている自分に気がつく。然それは無理からぬ事で、実際に俺の人生はそういった顔をせざるを得ないくらいのものではある。顔をしかめるという反応は、全くもって正常であり正しくマトモな精神を持ってい…

分け入っても分け入っても、有為の奥山

苦しい一日一日を、どれだけやり過ごせば良いのだろうか。それとも、そうしている内に、俺の寿命は費やされ、不本意なままに俺の命運は尽きるのだろうか。俺は自身の人生を全く肯定できない。生きていて良かったと思えた日など、これまでで一度もなかった。…

拙い手すさび

バソコンで文章を作ることなど単なる手遊びのようなものだ。そんなことをいくらやったところで、何の自慢にもならないし、それにより何がどうなるというものでもない。それで俺は、それによって道を切り開くという法外な夢物語に縋って生きなければならない…

呷りながら書いたら

久々に酒を飲みながら、文章を書いてみることにした。文章を書く時は、基本的にシラフなのだが、アルコールが体に入った状態でそれをやったら、どんな風になるだろうかと思い、実験してみたくなったというのもある。酒を呷りながら、支離滅裂な内容の文章を…

敬天不愛人

人間は人間よりも大きな何かを拠り所にしなければならない。と言うよりむしろ、人間が人間であることだけにだけ目を向け、それに執着する時、そこにどんな自由や幸福があるだろうか。人より大なるもの、世俗を超えた域にあるナニモノかを畏れ敬う心がなけれ…

機能で見る人間

人間にとって、他者とは一体なんだろう。人間が他人を見たり知ったり、値踏みするにあたり、果たしてどのような心の動きが成されているだろうか。そのことについて、誰であれ深く突き詰めて考えることは稀であろう。なにがしかの他人が居て、それに見定める…

遅れ馳せ

大人になってから勉強すればよかったと思う、なんと月並みな後悔だろうか。そんな嘆きを吐露する大人たちが、子供の頃は馬鹿に見えて仕方がなった。ところが歳を取ると結局、俺自身もまたその大人と大して変わり映えしなようなアリサマなのだから我ながら滑…

完全忘恩

俺は誰かに恩があるというのだろうか。それは親などではなく、仕事などで接触する他人どもに対してだ。恩があるとしたら俺はその誰かから与えられた恩を返さなければならないのだろうか。俺にはそんなそんな覚えはまったくなく、その手の理屈を理解すること…

開き直り力

「お前は人を苛つかせる天才だ」 などと他人に言われたことがある。それを俺に行った人間は無論、褒め称えて言ったのではないだろう。要するに発言者の気分が、俺によって損なわれており、それが不服であり、俺をその原因だとみなし、俺の精神を改めよ、と要…

離人考

誰も彼も煩わしく、また疎ましくて仕方がなかった。だから俺は、学生時代から他人とはできるだけ、深く関わらずに済むよう生きてきた。だが、そんな半生が間違っていたと、この頃は反省するようになった。しかし依然として人間というものが、やはり俺は好き…

コンプレックスとアイデンティティ

俺は好ましくない要素の塊のような男だ。生まれも育ちも悪く、就いている職業も卑しく、金のことで頭を悩ませない日はない。容姿も極めて醜く、道行く者どもが口々に俺を蔑み、嘲っているように思えてならない。それら種種雑多の問題の数々が、コンプレック…