他力斎

雑記、雑感その他もろもろ

愛国心とスノビズム

何かが好きだと公言して憚らない人間は、そんな「自分が好き」なだけだ。己の存在や人生を肯定したり正当化するための理由や根拠として、好いたそれを利用しているにすぎない。また、実のところ、その好いているという思いも単なる設定でしかない。愛すべき…

正しさから遠く離れて

世の中の大半の人間は正しい生き方を実践している。生まれ持った分をわきまえ、許された範囲の自由の中で何かを欲しがったり望んだり、求めたりして生涯を送る。しかし俺にはそんな生き様が、とてつもない曲芸のように感じられてならない。分不相応の欲や志…

面白きことも無く

何をしても楽しくないというのは、俺にとって長年の悩みの種だった。できることなら俺だって、面白おかしく生きてみたいと願ったし、そのような心持ちで物事に臨もうと試みたこともあった。しかしそれは結局空回りにしかならず、結局何に対しても俺は楽しい…

酒のない国に行きたい

酒のせいで折角の休日が台無しになった。ビールくらいならいくら飲んでも平気だと思いこんでいたが、俺の肝臓はもう往時の機能を有していないようだ。摂取したアルコールを内蔵が処理できず、俺の身体は著しく体調を損なっている。要するに二日酔いで体の具…

ナメラレと自惚れ

他人が俺のことをバカにしてくるのは、一度や二度ではない。そんなことにいちいち心を動かすほど俺は繊細な人間ではない。しかし、バカにしてくる者どもが、その念を向けている対象たるこの俺に対して、やれ尊敬の念がないだの献身や奉仕が足りないだのと不…

平たく言えば

読みやすい文章とは、とどのつまりどのようなものなのだろうか。物を書くことについて学んでいる身である俺にとって、それを作れるようになれるかどうかは死活問題だと言って良い。しかし、俺はその点においてどうにも未だに覚束なく、伸び悩んでいるような…

憂さ晴らし

一円にもならない文章を毎日書いている。誰にも褒められず、求められず、認められもしない作文という作業を、一日もかかさずやっている。それは道楽のようなものであるにもかかわらず、それなりに時間と手間と労力を要する。そんなことをしなければならない…

自由についての所感

自由という言葉や概念について、子供の頃からよく思ったり欲したりしてきた。しかし、それがそもそも具体的にどんなものであるか、俺は深くも細かくも考えることはなかった。自由とはそもそも何で、どんな状態を指すのか、ハッキリと定めることなくそれを求…

使えないやつ

下層階級にとっての躾や子育ては、何ものかに雇われ使役されることにより生活の糧を得て暮らせるような能力を子供に身に付けさせるためものでしかない。他ならぬ俺はそのような粗末で的はずれな教育を施され、今日に至っている。それは畢竟、利用価値がある…

忌まわしき哉、人生!

若いうちは、どんな人生を送りたいかと尋ねられ、若くなくなればどんな人生を送ってきたかと問われる。どちらにしても、俺にとってはそれは答えに窮する質問だ。俺にとって人生はどんな局面においても思い通りにならなかったからだ。そして自分自身を持て余…

生まれつきの義務

働いたら負けかなと思ってるが、思うだけがせいぜいだ。実際俺は高校生の頃から現在に至るまで、赤の他人に不当に扱き使われてきた。思い返せばただそれだけの人生であったし、それを前提としてあらゆる躾や教育を施されてきた感さえある。下層階級に生まれ…

明日に向かって書け

今日は日曜日であり、明日は言うまでもなく月曜日だ。月曜には土日にはない苦労や心配事が山のようにある。思えば俺は、明日というものを肯定的に捉えたことが生まれてこの方、一度たりともなかったかもしれない。子供の頃から一日一日をどうやってやり仰せ…

ごきげん斜めは真っ直ぐに

生まれてこの方、根暗で悩みがいっぱいだ。そして、陰気な人間は誰よりも自身の資質を倦み疎ましいと感じているものだ。私は此の世に産まれ落ちてから今日まで、延々不遇をかこち自身の不運や不幸を嘆きながら殺伐とした心持ちで顔をしかめながら暮らしてき…

やりたくないと肝に銘じろ

己が何を望んでいないか明確に意識することは、実のところかなり困難な作業である。また、それができたとしても、それを失念することなく記憶に刻み込み忘れずにいることも、また同様に難しい。そのため、それが可能になる状況に見舞われるのはある意味では…

書くことについて

実を結ぶまで続ければ必ず成功するだとか、継続は力なり、雨垂れ石を穿つ、愚公移山などと世間ではよく言われる。しかし、単に何かを続けるということが、人間にとっては容易いことではないことを、我々は自らの人生において経験として知っているだろう。ど…

インターネット消灯時間

脳はどのような瞬間においても情報を死ぬまで求め続ける。人間の肉体が食事により摂取した栄養から成るように、人間の精神は感覚器から受容した情報によって作られる。よって、どのようなメディアから如何なる情報を得るかは人間が生きる上で、かなり重要な…

唯ぼんやりした不安

仕事を続けなければならず、会社に居続けなければならない。そしてそれができなくなったら、困り果てて途方に暮れる。無産階級は概して、はそのように考えがちである。しかし、会社に雇われる以外に生きる道も術も一切ないという人間は、それほど多くはない…

生きる力

今日をやり過ごしてもすぐに明日がやって来る。そこには一切の逃げ場がない。行くあてもなく誰にも頼れず、何にもすがれずに一日一日をこれまでやり過ごしてきたが、そんな身の上にも終りが近づいているような、そんな不安に襲われる。此の世で、この社会で…

瓢箪から駒

正しいことは何処に、どのような形で存在するのだろうか。現実や事実と呼ばれる範疇の中にだけ、それはあるのだろうか。余人が見なしている現実の外に正しいことは一つもないとするならば、それは窮屈で寒々しい感じがする。物質的な事物や因果関係に基づい…

嫌いなことで、生きていく

専門学校などの広告や宣伝で、「好きを仕事にしてごらん」などという惹句を見聞きする。それは右も左も分からない若者から時間と金を毟り取るためだけに唱えられるオタメゴカシにすぎないと思う。好きなことだけに目を向けて生きることが正しく望ましいとい…

この気分の国で

私は何のために働くのだろうか。会社というものは何のために存続し運営されているのだろうか。金のためだけに仕事というものがあるのだとしたら、此の世はもっと単純で明瞭な様相を呈していることだろう。だが、現実はそのようにはなっておらず、仕事と名の…

飯が不味い夜に

最悪の夕食だった。苦しい労働を耐え抜き、丸一日会社に拘束され、ようやく帰宅して食卓についたのに、飯が不味いと言うのは最悪である。しかし、なぜ私にとって食べることが喜びだの楽しみだのといった行為なのだろうか。果たしてそれは人として当然の、生…

水子のなり損ない

生まれてきたことを悔やんだ日は数え切れない。生存上のあらゆる困難は己なくして有り得ないのだから、それも無理からぬことではある。だが、それを四の五の言ったところで、それを根本的に解決するには自殺以外の手段などない。そしてそれを選べないのなら…

愛と私

愛は地球を救うなどといった戯れ言や世迷い言が社会全体に溢れかえっている。そもそも、愛がない奴はダメだとか間違っているなどという、甚だ間違った認識がこの国には蔓延っており、私はそれをこの上なく好ましくない風潮だと見なしている。なぜなら愛なる…

ため息から始めよ

停滞し淀み腐っていくばかりの人生だった。何が悪くどうすればいいか、私には見当もつかず、不毛な試行錯誤により人生の貴重な時間と金を、これまで無意味に空費するばかりであった。そのような生き方をするしかなかった私だが、このごろになってようやく自…

知ったことでは

私は他人の気持ちなど基本的に考慮しない。なぜなら、この私の気持ちや心などと行ったものを尊重したり配慮したりしてくれるような者が此の世において皆無だからだ。自分が蔑ろにされるような国や社会、組織や共同体にあって、なぜ私が己以外の個体を気にか…

希望の船

出来の悪い息子として産まれ落ちたことを、両親には申し訳なく思う。私なりに社会というシステムに順応しようと躍起になって今日まで生きてきたと、恥も外聞も衒いもなく言いたい。しかし、それは完全に無駄骨を折ったに過ぎず、私の人生は無意味に空費され…

こういう交友

友達という幻想 私には生まれてこの方、友達などただの一人も居たことがない、と言えたならどれほど誇らしかったことか。孤高の存在としてこの社会で今日まで自らの生き様を貫いてきたという自負を高らかにひけらかしたかったものの、それは残念ながら事実で…

脳筋文章道

身体が資本とはよく言ったもので、体力はどんな活動に臨む場合でもあらゆる基本にして礎となるのだと私は身をもって知っている。それはスポーツや労働などの肉体的な行為に限らず、長い文章を作るなどの知的な精神活動においても言えることだ。むしろ、文章…

あさきゆめみし

夢や理念、目的などといった耳障りが良い言葉は当たり前のように社会の至る所で用いられる。自身の理想を語り、他人がそれに同調するように仕向けられる人間が一般的には有能だとされている。私はその手の思惑を持って生きている者どもと多く巡り会い、さん…